神宮の杜

先日、とてもお天気が良かったので、明治神宮までお散歩してきました♪

参拝して、目指すのは北参道(代々木駅側)と西参道(参宮橋側)に広がる芝生の広場です。
ここは代々木公園ほど人がいなくて、ゆっくりとした時が流ていて、とてもリラックス出来るんです。
芝生の広場では、ヨガや瞑想、読書をする人など、自分の時間を楽しんでます。
林の方から流れてくる風は、本当に気持ちよくて癒されます。

明治神宮は、「永遠の杜」を目指して約100年前に造成された『人工林』です。
当時の代々木は、敷地の約90%が雑草が生い茂る荒地でしたが、行林学の専門家(本多静六、本郷高徳、上原敬二ら)によって、何を植えたら「永遠の杜」になるか、創設から、50年後、100年後、150年後まで変移(遷移)の予想図を作成し計画されました。
全国から約10万本が奉献されて、11万人もの青年が勤労奉仕をして造園工事が行われたそうです。
たくさんの方々の思いがたくさん詰まった『神宮の杜』は、今では遥か昔からここに森があったかのような存在感となり、森の中へ一歩入ると、気が引き締まり、普段とは違く空気が流れている異空間に迷い込んだような感覚になります。言葉で表現するのは難しいのですが、「八百万神」(やおよろずのかみ)に守られている感じがします。

約100年も前に考えられた、この都市計画は大成功ではないでしょうか!
こんなに素敵な宝物のような杜を受け継いだ私たち世代は幸せだなと心から思います。
次の世代へ引き継げるように大切に見守っていきたいです。

今年も残すところあと10日程となりました。
初詣などで明治神宮を参拝する機会があれば、ぜひ北参道、西参道方面へと足を運んでみてください。

徳原

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